借金は手軽に出来るので気をつけて利用しましょう

今から3年ほど前に初めて借金をしました。
借金の内容は買い物の支払いだったのですが、初めてだったので非常に緊張したことを覚えています。 そのときは友人と都内へ遊びに行って、そのまま友人の買い物へ付き合っていました。
給料日まであと少しといういわば金欠状態だったので自分は何も買う気がなかったのですが、友人と入ったアパレルショップで今まで探していてぜんぜん見つからなかった有名ブランドとのコラボレーションTシャツを発見しました。 給料日までもう少しでしたし、今の所持金は2000円ほどしか持ち合わせがありませんでした。 『買えないな』と思っていたら友人が「買わないの?次はないかもしれないよ」と甘いささやきをしてきました。
確かに今買わないと売り切れることも考えられるため思い切って買う決断を決めました。 「クレジットカード払いで」と言いましたが、「すいません、うちの店舗は使えないんですよ」との店員の返答。
どうしようかと思っていると友人が「借りちゃえば?」と助け舟を出してきました。 その時にキャッシングというシステムを知ったのですが、友人は割りとよく使うというので自分も安心してキャッシングを利用してしまいました。
今では定期的にキャッシングを利用していますが、やはり借金返済が大変です。
「お金を借りる」ということについて
お金はただのコインや紙切れだともとれますが、その価値は非常に高いものです。 大卒の初任給が20万円前後。 住んでいる地域にもよりますが、家賃や生活費を除くと自由に使えるお金はそんなに多くありません。
必死に働けば、ある程度は給与は増えていきます。 働き出した頃はお金を稼ぐ事の大変さに気付き、親に感謝した人も少なくないでしょう。 お給料が増えても必要経費も増え自己投資も必要になりますし、保険や老後資金など、お金について考えなくてはならないことは沢山あります。 何らかの形で取捨選択を行いやりくりをしているかと思いますが、お金が足りなくなることもあります。 そういった場合は「お金を借りる」という選択肢があります。
「お金を借りる」ということは、もちろん返済しなくてはなりません。 いろいろな条件を満たせば無利子で借りれることもありますが、ほとんどがお金を借りる際に利子が発生します。 借りた金額より多い金額の返済をする必要があるのです。
そして、友人であっても金融機関であっても返済できなければ信用問題に陥ります。 今の世の中で「信用がない人」というレッテルを貼られてしまえば、いざという時に苦労をしてしまう可能性があります。 そうならないためにもきちんとお金に関する知識を持ち、計画的にお金を借りる必要があります。
クレジットカードのキャッシングを利用した体験談
とある田舎の工場で正社員で働いていたときに、クレジットカードを数枚作りました。
どれもキャッシング枠が10万円~30万円ついていました。 田舎なので遊ぶところもないので、お金に困ることもなく、貯金が増える一方でキャッシングを利用する機会なんてありませんでした。
しかしその後、都会にでたくなり、その仕事をやめて、都心部に近いところで派遣の仕事を見つけました。 月収も減った上に、ボーナスも出なくなったので、貯金がどんどん減っていきました。
収入が減ったのに、都会にでたことでいい服を着るようになり、逆に支出は増えたのです。 そうして、いよいよ貯金が底を突き、クレジットカードのキャッシング枠に手をつけてしまいました。
キャッシングを利用することは借金ですが別に悪いことではないと思います。 ですが、私のような借金の仕方はかなり危ないと思います。 クレジットカードが1つならまだしも、複数毎のクレジットカードのキャッシング枠をすべて合わせると結構な金額になります。
結局、100万円近い金額を借金して借りてしまいました。 正気に戻った私は、節約生活を続けて、コツコツとその借金返済をすることになりました。
一部親に頭を下げて借金返済を肩代わりしてもらいました。 強制解約されたクレジットカードは一括返済しなければならなかったからです。
もうあんな思いはしなくないので、現在は借金に手を染めていません。 若い頃のことなので、借金返済の体験はひとつ勉強になったと前向きに考えています。